絶対に入っちゃならねぇ魔の領域、オダの自室。
そこへ家族どころか赤の他人が入るという報せをうけたオダは
急遽掃除と言う名の「見えてる物は全部隠してよ!!」(by署長)作戦を敢行した。
だが・・・三連休のうちに来るという情報は真っ赤なウソ。
決戦は来週だと聞かされたオダは落胆し、どうしても片付けられず他の部屋へ
一時避難させようとしていた段ボール箱三つ分の荷物を呆然と見つめていた。
更に、去年注文した新しいカラーボックスが既に届いていると知ったオダ。
注文した当初も思ったのだが、この狭い部屋のどこにそんなものを置くスペースがあるのか。
赤の他人が入って、あまりの作業空間の狭さに申し訳なくなるこの部屋の、一体どこに。
オダは考えた。
「来週まで組み立てなければいい」
まだ作業が終わっていない内から、自ら更に部屋を狭くする必要など無いのだ。
そもそも、物があり過ぎてそのカラーボックスにしまうものすら決めていないのだから。
ってことで今すぐやれないことが目の前に山積していてヤキモキ。